後期のドーム型(W31059H3)は2002年頃にデビューしたモデルなのですが、2005年にはパシャ42mmにバトンタッチしたという事情もあり数が少ない傾向です。
という要素を備えるため、人気が高いのだと思います。
ちなみにこの後期型グリッドモデルは2002年頃にデビューしたため、文字盤下のSWISS部分は『L』が正解。
たまに『T』のモノがありますが、グリッドのみ後期のドーム型に付け替えたと思われるため、そちらは安く買うことができます。
とはいえ、フラットな形状の前期型グリッド(W31040H3)でも人気が高く、GMTパワーリザーブやクロノグラフよりも相場が高い状況です。
ちなみに、グリッドなしの3針は程度の良い個体が少なくなっており、相場を判断するのが難しい状況ですが、そちらも以前より高くなっている傾向だと感じます。
グリッド人気が高い理由は、パシャを象徴する要素かつ、他の時計にはないという独特さを備えているからであり、パシャ42mm以降ではグリッドモデルが廃止されているという点も大きいでしょう。
97年頃にあったパシャCのサーモンピンクとグレー文字盤のように、かつては文字盤のデザインアイコンとしても『グリッド』という要素が用いられていました。
けれども、2000年代半ばから男性用パシャにはグリッドという要素がなくなったため、その最終世代を買おうと思った場合このドーム型グリッドのパシャ38mmとなるのです。
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