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2017年12月31日更新

安定している、ブルガリアルミニウムクロノグラフAC38TA

これらクロノグラフは、過去相場と比べると安値であるものの、比較的早く売れるという特徴があり、決して不人気ではないという点が共通しています。

アルミニウム以外のクロノグラフモデルが2012年と比較して値下がり傾向であるのに対し、アルミニウムは2012年とほぼ同水準をキープ

アルミニウムは程度の良いモノと悪いモノとでは価格差が激しい傾向がありますが、クロノグラフでもそれは同様です。たまに程度の良いクロノグラフが10万円以下で出ることがありますが、そのような現象が起こるというのはスクーバスポーツとの違いだといえるでしょう。

後期文字盤はそのような安い個体をあまり見かけないため、より相場として分かりやすい存在です。

初期の文字盤には発光塗料が無かったのですが、2002年頃からバーインデックス部分と針に発光塗料が追加。この発光塗料ありの文字盤が3針でもクロノグラフでも後期文字盤となっています。

ちなみに、前期と後期の文字盤で大きく価格差があるというよりは、「安い個体」が出る頻度の差というのが分かりやすい表現です。

後期文字盤のほうが生産された年数は長いのですが、数が少ない傾向があるようで、結果的に「安い個体」が出ることがあまりなく高値傾向となっています。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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