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2018年1月6日更新

ブルガリの金無垢は安定、スクーバSD38G

2016年10月と比べて若干安くなっていますが、この値動きだとほぼ変わっていないといえるかと思います。

2016年10月といえば、ロレックスを始めとする数多くの腕時計が安くなった時代。

そのため、2016年10月とほぼ同水準であるスクーバは、値下がり傾向なのかとも思ってしまいます。

しかし、スクーバを始めとするブルガリの各モデルは2016年夏過ぎに安くならなかった傾向があるため、相変わらず相場が安定しているといえるのです。

90年代ブルガリで人気のあるモデルはスクーバスポーツクロノという印象がありますが、ステンレスだと大きな価格変化が無く、特に3針のスクーバスポーツクロノより安めです。

それが、金無垢となるとスクーバが高く、それは何年も変わっていないという印象です。

スポーツクロノの場合、自動巻かクオーツかによって相場が異なりますが、クオーツより高い自動巻モデルでも金無垢となるとスクーバより安い傾向なのです。

ちなみに、ラバーベルトの金無垢モデルとして自動巻のアルミニウムの金無垢仕様であるAL38Gがありますが、そちらは30万円台という相場。

AL38Gは裏蓋と竜頭、ベゼル部分が金無垢ではないため、金無垢モデルといってもカジュアルなモデルです。

それに対してスクーバは同じラバーベルトでも高級仕様となっているため、より高く評価されているのでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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