2017年には青文字盤ノーチラスの値上がりが目立ちましたが、その一方でアクアノートの値上がりは地味ともいえる状況でした。
特に第二世代の5167系は2017年に値上がりしたものの、近年で最も高かった2014年の水準に回復したという状況にすぎません。
それに対して第一世代の5065/1Aの現在相場である230万円台後半という水準は、2014年頃よりも高いといえるため過去最高価格の可能性があります。
5065/1Aはかつて中古60万円台だったこともある時計です。そしてその時期、数多くのヴィンテージロレックスが「かつて不人気だったのに値上がり現象」となっていました。
当時、タイムマシーンがあれば過去に戻って不人気の4桁スポーツロレックスを買いたいと思った方はいるでしょう。筆者もその一人です。
けれどもその時代において、実はこのアクアノートのように値上がり可能性を秘めたモデルがあったのです。
実際この時計はデビューから20年後に定価を100万円近く上回るということになっています。
そしてその値動きは20年という長期間だけでなく、2017年3月と2018年1月という短期間でも約59万円変化したように、「高くなった」と油断していてもそこから更に大きく値上がりするということもあるのです。
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