レベルソデュオが値下がりしている大きな理由として考えられるのは、売れるまでに時間がかかるという傾向があるのかもしれません。その一方で相場より少し安い個体が出るとすぐに売れることも目にします。
しかし、この時計にはもう1つの「安い」と思える事情が存在するのです。
それが、同じく『マニュファクチュール+GMT』であるロレックスのGMTマスターシリーズより安いという点。
2006年頃までは、コンビやステンレスモデルと比較した場合、どのGMTマスターよりもレベルソデュオのほうが高かったと思います。
しかし、今ではステンレスのGMTマスターシリーズより金無垢レベルソデュオのほうが安いぐらいです。
2016年まではステンレスで最も高かった116710BLNRと同水準程度でしたが、今となってはBLNRより十万円以上安いだけでなく、GMTマスターシリーズのボトム価格と遜色ないレベルになっています。
ローズゴールドのレベルソデュオが90万円というと、なんとなく妥当ともとれるような気がしますし、実際5年前まで60万円台だったことを考えるとより今の基準にも合っていると感じます。
けれども、
などの要素を考えると、90万円という現在価格は安いとすら感じる価格なのです。
特にGMTマスター2と比較すると面白い存在だと思います。
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