GMTマスターとGMTマスター2の違いは、ムーブメントの違いです。1は短針を単独で調整できないため、ベゼルを回して第二の時刻を読み取ります。それに対して2は短針が単独で調整できるため、ベゼルを回さなくても第二の時刻を設定できますし、ベゼルも併せれば3カ国分の時刻を読み取る事ができます。
『2』という存在は、5桁デザインの幕開けとなったモデルで、当時の定価はSSモデルの中で一番高いぐらいの位置。デビュー当初は4桁準拠のモデルの中における唯一の5桁準拠として“明らかに違う”という存在だった『2』。
しかし、その後『1』も5桁準拠となり、『2』と『1』の見分けが付きづらくなっていったのです。
そのため、1999年に『1』は生産終了となり、その後は『2』のみがラインナップされているという状況です。
青赤ベゼルというアイコンを筆頭に、GMTマスターシリーズが人気ある今だからこそ、16700に対して魅力を感じる時期なのだと思います。
よって2ヶ月で約5万8000円の値上がりとなったのは自然に見えますし、今後『2』との価格差が広がる可能性もあるのではとすら感じさせるモデルだと感じます。
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