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高い水準に位置するカラトラバ、パテックフィリップ5107G

なお、5107にはWGの5107Gと5107YGのJ、プラチナの5107Pが存在していますが、5107Gだけでなく5107J200万円台という相場であり、過去と比較して高くなっている様子は同様です。

とはいえ、この5107と同じ系統のデザインである5115G5115J150万円前後という相場。

5115はエナメル文字盤が採用されており、5107よりもレア要素があります。

それにも関わらず5107より安値なのです。

5115は5107を豪華にした印象ですが、クルドパリが不人気ポイントなのかもしれません。

とはいえ、エナメル文字盤パテックフィリップにおいてとても人気の要素ですし、雲上という醍醐味を味わうのに適しているともいえます。

5107はなぜ高くなったのか不明ですが、2007年頃から評価されはじめたというのは確かです。

2007年頃に何があったかというと、5107の生産終了が考えられます。とはいえ、5107は2005年頃に生産終了になった模様です。

とはいえシンプルなドレスモデルであるカラトラバは生産終了になったからといって、急激に値上がりとなるようなモデルではありません。

ですから、5107が値上がりした大きな理由は検討がつかず、謎というしかありません。

5107は2015年頃から200万前後という相場になっており、それが数年続いています。

謎でないことは、5107が数年に渡り高い相場を維持しているということです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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