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実験的な要素が面白い、ロレックスデイトジャスト2 116333

2011年はロレックスが全体的に安かった時期ですが、この時期において116333の中古は57万円という価格でした。

さらに、当時(2011年4月)の新品実勢価格は66万3665円(3社平均)という価格であり、中古でも新品でも60万円前後という価格帯で購入可能だったのです。

この記事の「グレー文字盤+グリーンローマンインデックス」という文字盤は、デイトジャスト2においてよく見るカラーリング。

グリーンのアプライドインデックス」という要素は、ロレックスとしてはかなり珍しく、デイトジャスト2らしい実験的なカラーリングだと思います。

「グリーン」という色はロレックスのコーポレートカラーでもあり、ここぞというモデルに採用される傾向があります。

2003年に登場したサブマリーナの16610LVや、2007年に登場した116400GVがその有名な例だと思います。

そして、その「グリーン」という要素を

  • コンビ
  • グレー文字盤
  • という従来のデイトジャストからある仕様の中にさり気なく導入したのがこのデイトジャスト2。

    グレー文字盤の色合いにうまく馴染んでおり、「グリーン」という特別感と従来のデイトジャストの普遍性がうまく混ざったモデルだと感じます。

    そのような魅力と、デイトジャスト2という意外性からか、今では随分と高くなったデイトジャスト2。

    同じ世代のコンビモデル116233116231より高く、それらのシェル文字盤など豪華仕様と同水準といった評価を受けています。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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