シードゥエラーはサブマリーナの防水性能を更に高めたモデルで、5桁世代から1220mという防水性能を誇ります。
ただ、4桁世代のシードゥエラーの防水性能は610mという水準で、5桁世代の半分程度しかありませんでした。
アンティーク世代の特殊性能モデルというシードゥエラーは、レアなキャラクターと感じる要素があるといえます。
この「クラシカルな高性能」という要素が、4桁世代のアンティーク感と相まって、1665という存在は評価されているのだと思います。
2010年9月時点でも80万円台という水準で、当時の他のモデルと比較すると相対的に高いと判断できます。
ちなみに2010年当時、デイトナ16520黒文字盤は約88万円、エクスプローラー2の1655はOH証明書付きなど個体差における評価が難しいものの、おおよそ100万円程度という価格帯に位置していました。
そして、現在デイトナ16520黒文字盤は210万円前後、エクスプローラー2の1655(OH証明書付き)は約178万円というボトム価格となっています。
現在におけるシードゥエラー1665は、2010年頃と比較すると16520との相関はほぼ同様で、1655より評価されているという感覚になります。
エクスプローラー2の1655は1999年の時点において中古が80万円台だったため、以前から「かなり高いモデル」というイメージがあるモデルです。
シードゥエラーの1665がエクスプローラー2の1655より高く評価されているというのは、シードゥエラー1665の評価が高いのか、エクスプローラー2の1655が以前ほど評価されていないと判断するか、興味深い点だと思います。
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