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100万円以下で購入可能な金無垢ロレックス、デイデイト19018オイスタークォーツ

2017年といえば、多くのロレックスが高くなった年ですが、このデイデイト19018に関しては2017年から2018年にかけて相場がほぼ変わっていない状況です。

2017年の段階では、5桁時代のステンレスGMTマスターシリーズよりかろうじて高い水準でしたが、2018年の今となってはGMTマスター2のステンレスモデルと同水準に位置していることになります。

19018は新品で売られていた際に最高級ロレックスという存在で、同じデイデイトでも機械式より定価がずいぶん高いという存在でした。

オイスタークォーツという存在は、そのどれもが通常のオイスターとは異なるケースが採用され「特別なモデル」というキャラクター性を持っていますが、定価もそれに伴って高かったのです。

そんなオイスタークォーツという存在は、かつての高級モデルでありながら、中古市場では機械式より安いのですが、一定のファンも存在し再評価の動きもあります。

そして、デイデイトの場合、オイスタークォーツという面白さだけでなく、YGブレスレットモデルとしてはかなり安いという要素も存在します。

そのため、大きく相場が変わらないとしても2017年から2018年にかけて若干の動きはあるかと思いました。

それが、約1年という期間でもほぼ中古相場は変わっておらず、相変わらず90万円程度で購入可能なYGブレスレットのロレックスという存在です。

ちなみにオイスタークォーツのデメリットとしては、正規オーバーホールが高いという点と、機械式と比べてメンテナンスに面倒な点が伴うということがあります。

ただ、正規オーバーホール済みの個体でも大きく価格が異なるということはないため、オイスタークォーツが安い理由は人気があまり高くないということが原因なのかもしれません。

筆者はオイスタークォーツという存在はとても魅力的だと感じるのですが、相場を見る限り、今の段階でオイスタークォーツに対して魅力的だと感じる方は少ない模様です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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