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2018年7月28日更新

革ベルトのメテオライトは2018年に目立った値動き、ロレックスデイトナ116519

2017年以前において、メテオライト文字盤はブレスレットの116509でも、革ベルトの116519でも目立った値動きという様子ではなく、2010年前後のロレックスが安かった時期と比較して30万円程度の値動きにとどまっていました。

それが、116509は2017年から値上がり傾向となり、それまでの200万円台中盤から300万円以上へと変化。2018年4月には2017年6月と比較して50万円以上の値上がりとなり、1年未満という間において過去5年程の動きを上回る水準の値動きとなったのです。

その一方で、同じメテオライト文字盤の116519は、2017年において目立った値動きとなっていなかったのです。

そんな116519が目立った値動きとなったのは2018年2月になってからのことで、2017年9月と比較して約30万円の動きとなりました。

そして、それから約5ヶ月経った今、さらに約15万円の値上がりをしたということになります。

このような動きを見ると、116519は先に値動きがあった116509に遅れて値上がりしたということなのだと思います。

ブレスレットの116509が高くなって以降の116519は、革ベルトとブレスレットの差というには乖離があったように感じましたが、2018年の水準はブレスレットの水準に見合った値動きといえるかと感じます。

なお、メテオライト文字盤という存在は、ホワイトゴールドのデイトナにしか存在せず、

  • 革ベルトの116519
  • ブレスレットの116509
  • の2つしか存在しません。

    最近、WGのデイトナはYGより安い相場となっていますが、メテオライト文字盤やデイトナビーチなど、WGしか存在しない特殊なモデルは評価されている傾向があるといえます。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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