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程度の良い個体の条件、ブルガリアルミニウムAL38TA

アルミニウムの38mmには3つの世代が存在するのですが、

  • AL38A(98年に登場)
  • AL38TA(2000年頃に裏蓋が変更)
  • AL38TA(2002年頃に発光塗料が追加)
  • となり、AL38TAには2種類が存在します(黒文字盤等を除く)。

    それらアルミニウムの中で発光塗料付きの後期版が比較的高い傾向があります。

    実際、今より程度の良い個体がまだ多かった2014年頃においても、この後期AL38TA7万円台となっており、5万円前後で購入可能でなかった様子があります。

    そして、程度の良いアルミニウムは2016年頃から値上がり傾向の様子があり、後期AL38Aは2017年の段階で9.8万円。ちなみにAL38A(程度良い)も2016年の段階で約7.9万円となっていました。

    後期AL38TAの“程度の良い個体”は、2014年に約7.1万円、2017年に9.8万円、2018年に約11.3万円となっており、まさに年々高くなっていることが分かります。

    アルミニウムという時計は、他の高級腕時計とは異なる事情があるため、値動きを見極めるのは難しい部分がありますが、きちんと整理すると、程度の良い個体に限っては値上がり傾向といえるのです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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