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変化の兆し、オーバーシーズ47040/B01A

オーバーシーズは雲上スポーツの一角であるにもかかわらず、これまで値動きが活発な様子ではなく、いつでも同じ価格で手に入るという感じすらありました。

2017年にはノーチラスが大幅な値上がりとなっていますし、ロイヤルオーク15400STなども値上がりとなっています。

しかし、オーバーシーズだけは値動きがなく、15400STなどと同じ世代である2代目ですら値動きが無かった様子でした。

唯一目立った値動きとなっていたのは、初代のラージ自動巻の白文字盤で60万円台という水準だったのが2017年には70万円台後半へと変化していました。

ただ、2000年代前半において注目度の高かった傾向があるクロノグラフや、近ごろ値動きが目立っている15400ST5711/1Aと同世代である2代目のオーバーシーズですら、値動きしていなかったのです。

それが、2018年8月という今の時期において、この記事の47040/B01Aといった2代目オーバーシーズやクロノグラフなどが値動きし、一気に状況が変化したといえる状況です。

これは、いままでのオーバーシーズとしては、驚くに値する出来事ですが、ノーチラスロイヤルオークの例を考慮すると、雲上スポーツモデルとしては値動きして当然とも評価できるともいえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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