腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

ラージサイズのクオーツモデル、オーバーシーズ72040/423A

先のように、ラージサイズのクオーツと、ミディアムサイズの自動巻は、以前から似たような価格帯に位置していましたが、2016年7月においてはラージのクオーツのほうが安かった状況です。

そして、それから約2年経った現在においてはラージのクオーツのほうがミディアムの自動巻よりやや高いという状況になっているのですが、これは自然という感想にもなります。

なぜなら、近年、ラージサイズの第一世代オーバーシーズの売出し個数が減っている傾向があり、第一世代のラージは以前よりもレアという印象が強いからです。

実際、自動巻きにおいては、2017年の段階からラージだけは70万円台後半という水準。当時のミディアム自動巻は50万円台だったため、特に評価されていたといえます。

ちなみに、2017年に50万円台だったミディアムの自動巻は、2018年には60万円台、ラージの自動巻は80万円台となっています。

よって、クオーツのラージサイズは、

  • 以前からミディアム自動巻と似た水準
  • ラージの希少価値
  • という要素により、2016年より高くなったといえるのです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

    1 2
    - PR -