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異例の限定パテック、パテックフィリップスカルプチャー5901/1A

スカルプチャーパテックフィリップにしては珍しく限定生産を謳っています。

2900本の限定ということですが、この本数であればその他のパテックと生産本数が大して変わらないような気もします。

にもかかわらず“限定”を強調したのはかなり特殊なモデルだからでしょう。

見た目は奇抜ですが、つけると案外しっくり来るこの時計。

デザイン的に日常使いできるかどうか微妙なとこですが、つけ心地としては普段使いOKです。

これが新品で売っていた当時、マニアックな時計ファンから結構評判が良い傾向だったこの時計。

ただ、マニアックな時計ファンから評判が良い時計は3796とかもそうですが、あまり高値にならない傾向があります。

ただし、スカルプチャーはもともとの相場が安かったので2011年と比べて約40万円の値上がり

しかし、スカルプチャーという時計、どれだけ需要があるかわかりません。

よって、取引が成立するのに時間が時間がかかるor価格を下げないと売れないかもしれません。

とはいえ、相場より20万円価格をガバっと下げたとしても20万円の利益というのは嬉しいですね。

ちなみに、白文字盤と黒文字盤が存在。

白文字盤のほうが少ないと感じますが、黒文字盤のほうがロレックスエクスプローラ(1016)のような感じがして今ではツボです。

コレを着けこなせるかどうか、ファッションはかなり考慮が必要そうですが、パテックフィリップの変わり種時計として色んな意味で珍しい時計なのでコレクターなら欲しいということになるかもしれません。

ネプチューン(ピンク文字盤)のほうは、富士スピードウェイでベントレーに乗っていそうなレースチームのオーナーが着用しているのを見かけました。

その方はベルサーチ&ミッソーニというコテコテのファッション。

それぐらい突き抜けているとネプチューンが非常に似合っていたので、スカルプチャーもそういう方向性のファッションが良いかもしれませんね。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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