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1200万円台になった、デイトナ6263黒文字盤

2017年からノーチラスの値動きが目立っており、最近は値動きする時計はノーチラスという印象が強いように感じます。

それに対して、デイトナノーチラスほど派手な値動きでないという感覚もあるように思いますが、この6263の事例を見ると、やはりデイトナは凄いという印象になります。

ポールニューマンと呼ばれるエキゾチックダイヤルに関しては、この6263よりさらに高い水準だと推測できますが、現在売り出されている個体がネットでは確認できないため、どのぐらいの水準なのかは判断できない状況です。

ポールニューマンは、通常の高級腕時計とは異なる取引が多いという傾向があり、この通常文字盤の6263よりもさらに相場を判定するのが難しい傾向があります。

ちなみに、近ごろノーチラスの初代モデルである3700/11000万円以上という傾向になってきている模様で、過去価格と現在価格がこの記事の6263と同様の動きをしているといえる状況です。

ただし、4桁デイトナの場合、1999年の段階から同じ6263でもポールニューマンのほうが高く、それは今でも変わっていないと思われます。ですから、6263の場合、通常文字盤の値動きはノーチラス3700/1と同水準でも、それより凄いポールニューマンという存在があるため、ノーチラスに負けていないといえるでしょう。

ですから、ノーチラスの値動きが目立つ今においても、4桁デイトナの凄さは変わらない印象だと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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