腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2018年10月26日更新

程度の良いモノは値上がり傾向だが、シーマスター プロフェッショナル 2531.80

この2531.80には程度の悪い個体が目立つ傾向があるため、ボトム価格だけを見ると安く感じるのですが、ABランク以上という個体の場合、現在16万円台といった様子です。

2017年2月には、同じくABランク以上の個体が14万円台だったため、値上がり傾向となっているように感じるのですが、実は2014年においてこの2531.80の程度の良い個体は16万円台だったのです。

ですから、今の水準は2014年並に回復したといったところであるのです。

同じ世代のオメガの人気モデルであるスピードマスタープロフェッショナルは、2017年以降において目立った値動きとなっており、2016年まで20万円台前半だった3570.50は2018年8月には30万円以上へと変化しています。

同じ世代の人気モデルであるスピードマスターシーマスターですが、シーマスター値動きはスピードマスターと比べると弱いという感想になります。

ただ、その一方で、今の中古水準が2000年代前半当時の新品実勢価格と同水準をキープしているという優秀さがあるともいえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -