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回復から一転、パネライルミノールGMT PAM00088

現在、PAM00088の中古には40万円台前半の個体がある状況で、先日までは複数の個体がこの価格帯となっていました。

ただそのボトム価格は、約44万円という水準であるため、2018年5月の41万円と比較すると高い状況となっています。

そのため、2018年8月と比較すると値下がりでも、5月と比較するとやや回復ともいえるかもしれません。

いずれにしても、この88番という存在は、40万円台前半という水準であるため、2016年春頃の水準と比較すると値下がり傾向だといえます。

一旦回復傾向という様子となっても、現在のように再度値下がりともなった88番という存在は、評価が難しいようにも見えますが、いずれの時期も40万円台という水準は共通です。

今後どのような動きとなるか分かりませんが、ボトム価格が50万円台、もしくは30万円台となったならば、新たな動きといえるでしょう。

この88番という存在は、ここ10年ほどにおいて人気の高いパネライという印象があり、2016年春頃までは手巻き44mmなどと比較して高い水準に位置していました。

それが、現在では手巻き44mmのPAM00111との価格差は5万円未満となっています。

よって、以前から88番が好きという方にとっては、狙いやすい価格帯になっているといえるかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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