2017年から2018年にかけて目立った値動きをした5711/1A青文字盤は、500万円台後半となって以降、値動きが停滞気味といえる様子ですが、コンプリケーションの5712/1Aやこの5726/1Aの値動きは停滞していない様子です。
そのため、一時は3針より安くなった各コンプリケーションは、いずれも3針より数十万円単位で高いという価格序列に回復。
かつての5711/1Aのように、数ヶ月で数十万円単位の目立った値動きとなっているのです。
これらコンプリケーションの値動きは、5711/1Aの値動きに対して時間差で起こったようにも感じられますが、これは興味深い値動き事例の1つだといえます。
目立って値動きするモデルが出現した場合、それらに関連するモデルが遅れて値動きすることは、デイトナでも見られる現象です。実際、デイトナ16520が値動きした後でも、YGの16528が目立って上昇したりしていますし、最近でも革ベルトの16518や16519が目立って上昇しています。
ノーチラスのコンプリケーションモデルは、デイトナでいうYGモデルに相当する高級モデルだといえ、16520と16528のように、5711/1Aに対応する高級モデルという印象です。
ただ、ノーチラスの場合、この5726/1Aの他にも、5712/1Aや5711/1Rなどがあるため、5711/1Aに対応する高級モデルは多々あるといえます。
多々あるといっても、それら上位モデルはいずれも上昇している傾向がありますが、そういった上位モデルのキャラクターはいずれも「強い」といえるため、存在を認識されているのだと思います。
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