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90万円台になった、サブマリーナ16613青文字盤

この16613青サブは、2000年代前半の新品実勢価格が50万円台中盤という水準で、中古は30万円台後半という相場でした。

当時の印象からすると、有名で、なおかつ豪華な存在が、中古30万円台後半だったため、お得感があったといえます。

実際、当時筆者はこの時計が気になっていたのですが、「いつでも38万円ぐらいで買えるから今度でいい」などと思い、結局購入には至らなかったのです。

そしてそれから何年か後、リーマンショックが起こり、ロレックス相場は一気に下落。

この16613青サブに関しては、30万円台前半という水準になっていたのです。

ちなみに2005年前後からリーマンショックまで、腕時計相場は高くなっていたため、この16613青サブもその時代には30万円台後半で購入できなかったかもしれません。

それが、リーマンショックが発生すると、2005年前後の値上がり状態から安くなったのはもちろん、2000年代前半の水準よりも安くなり、ロレックスブーム以降においては、過去最安値といえるぐらい安い水準となっていたのです。

その時期、筆者はこの1661330万円台前半で購入したのですが、アベノミクス以降、40万円台に上昇した時点で売却してしまいました。

その際、欲しいクルマがあったため、売却してしまったのですが、90万円台となった今、売らなければもっと高くなったのにと感じます。

筆者は30万円台前半で購入し、40万円台前半で売却したため、10万円ほどの利益となりましたが、その際40万円台で購入した方は、筆者以上の利益となる可能性が大いにあります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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