そのピアジェが三雲ブランドに対抗して出したスポーツモデルがこのアップストリーム。これはピアジェ初のステンレスモデルなのです。
このモデル、かなりマイナーなのであまり取引されていませんが、安い時で35万円前後、高い時で45万円前後というのが相場です。
ですから約50万円前後という今の相場はアップストリームにしては高い方。
流通が少ない割には、結構売りやすい時計のようで、実際に処分する際も49万円に近い額でいける可能性がありそうです。
クオーツのクロノグラフと3針自動巻、スレートグレー文字盤とシルバー文字盤がラインナップされていますが、最近自動巻モデルが生産中止に。クロノグラフは一応現行モデルです。
この3新モデル、当然自社製ムーブメントの504Pを搭載。
このムーブメント、300万円ぐらいするポロにも搭載されるムーブメントで、クオーツムーブメントのように他社提供もなかったと思うので、希少なムーブメントです。
オーバーシーズのムーブメントはジラールペルゴ製、ロイヤルオークのムーブメントがジャガールクルトベースなのに対し、こっちは完全自社製なのです!
ということで、三雲ブランドに匹敵するスポーツモデル、しかも完全自社製ムーブメントを搭載し、仕上げも非常に評価が高いこのモデル、少なくともオーバーシーズより高値になっても良いのではないか、と思っています。
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