近頃、数ヶ月で十万円単位という値動きはそれほど珍しくなくなりましたが、116520が現行だった時代などにおいて、登場から3年目のモデルが数ヶ月で10万円単位の値動きということは無かったと思います。
また、仮にそういった値動きがあったとしても、116500LNで例えるならば白文字盤のような“最も人気”という存在に起こりうる可能性があるといえ、それ以外のモデルにおいては考えられなかったといっても過言ではありません。
ただ、今となっては現行モデルにおいて、様々なモデルが値動きしているため、黒文字盤だったとしても、ステンレスデイトナが“7ヶ月で10万円”という値動きをすることに対して、驚くわけではありません。
むしろ、カラーベゼルなど人気がある他の現行モデルの値動きを考慮すると、この116500LN黒文字盤の値動きは、かなり自然に見えるかと思います。
ですから、この116500LN黒文字盤という存在が、7ヶ月で10万円以上の値動きをするということは、まさに今の時代の値動きだ、という感想になります。
ちなみに116500LNの白文字盤といえば、デビューした2016年の新品実勢価格が最も安かったといえますが、それはこの黒文字盤においても同様の現象だといえます。
2016年10月におけるこの黒文字盤の新品実勢価格(3社平均値)は、なんと約185万円だったのです。
現在、この116500LN黒文字盤の中古ボトム価格は、237.6万円という水準になっているため、2年3ヶ月という期間で52.6万円高くなっているのです。
つまり、2016年10月に定価より高い「プレミア価格」で新品買ったとしても、それから約2年後には、50万円以上も中古が高くなっているわけです。
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