「ヨットマスター」というシリーズは、ロレックスのラインナップにおいて最高級シリーズ。
ドレス系の高級デイデイトに対し、スポーツ系の高級がヨットマスターです。
ですから、ステンレスモデルが150万円という相場は、ヨットマスターにとっては不思議な事ではありません。
かなり昔の話ですが、かつてヨットマスターロレジウム(16622)の新品実売価格、中古価格はパテックフィリップアクアノート(5065/1A)と同程度でした。
このヨットマスター2、約150万円という相場、今後どのようになるかわかりません。
というのもコレがデビューしたのは2013年のバーゼル。
つまり、一般市場に流通するようになったのは最近のことなのです。
例えば、2012年冬と2013年冬で、サブマリーナノンデイトの相場は10万円以上変化しています。
2012年冬に30万円を切る相場だったのが、2013年冬では40万円近い相場になったサブマリーナノンデイト。
一方ステンレスのヨットマスター2はサブマリーナノンデイトが10万円以上の値上がりを果たした時期に、やっと“新品”として登場したのです。
で、この時計2014年と比べるとほぼ同価格ながらも、約2万円の値下がり。
150万円という価格において、2万円という差は比率にすると誤差の範囲ということもできるでしょう。
だからこそ難しいのが今後の相場予測。
通常、ロレックスの新作は出た当初が一番高く、徐々に値下がりをしていくのです。
しかしながら、ヨットマスター2はあまり値下がりをしていない。
また、このような高価格時計であるため、流通本数も少ないと思うのです。
さらに、ロレックスにしてはかなり珍しい“プチコン的”機能が搭載。
これがステンレススポロレという認識だと高いですが、アクアノートと比べると安いという印象。
この時計、今後どういう相場になるか興味津々です。
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