ということで、オフショアと通常モデルの違い。
オフショアといえば、すぐに思い浮かぶのがコレ。
当時時計業界に超絶インパクトを与えたブルガリアルミニウムのノリを三雲スポーツに取り入れたって感じで、印象に残る時計でした。
これがなければ当時、比較的新しいラインナップだったアクアノートとオーバーシーズに対して72年デビューのロイヤルオークの印象は地味なままでしたが、オフショアの存在によりロイヤルオークも“憧れられる”時計に。
しかし、『オフショア』という名前が示す違いは何なのか、はっきりとブランディングしてくれなかったため、当初多くの人が、デカアツラバーバンドのモデルがオフショアなのか?と疑問に思ったかと思います。
で、このオフショア、通常モデルと何が違うかというと、見た目的にはケースサイズ、機能的には耐磁防水性能が違うのです。
通常モデルに対してオフショアは今のウブロに近いノリを提供。
一方の通常モデルはかなりエレガントなモデルになっています。
で、このジェラルドジェンタデザインのエレガントな時計+クロノグラフ機能ってのがこれ。
最近までノーチラスのクロノグラフが存在していなかった時は、ジェラルドジェンタデザインの貴重なクロノグラフでした。
もちろん、今でも3つ目のオーソドックスなクロノグラフはノーチラスにはありませんから、ジェラルドジェンタデザインでクロノグラフっていったらコレでしょう。
見た目のノリはオーバーシーズクロノグラフに結構似ていますし、中身もフレデリックピゲでほぼ同じ。
にも関わらずあちらよりだいぶ高いこのオーバーシーズクロノグラフ、安い時には100万円切っていたので、その価格だったら買っておきたかった1本。
また、常に高値傾向のオフショアと相場は連動している模様です。
ロイヤルオーク、しかもクロノグラフといったらオフショアが強いイメージですが、通常モデルのクロノグラフにも着目していれば50万円以上もの値上がりを体験できたという事例です。
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