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1年で約14万円の上昇、サブマリーナ116619GLB

この116619という存在は、2008年に初の6桁サブマリーナとしてデビューしたのですが、このモデル登場までサブマリーナにWGモデルはありませんでした。

当時は、今と異なり、WG人気が高かったため、「サブマリーナにWG」という意外性とWG自体の人気度が相まって、超高級なサブマリーナという印象を今より強く感じたのです。

通常文字盤でもそのように感じるWGのサブマリーナですが、この116619GLBはさらに「ダイヤ文字盤」という豪華要素を備えています。

そのため、バカみたいに高級という印象であったため、「新品実勢価格より値上がりするわけはない」とは思ったですが、実は過去の新品実勢価格より、2017年の中古相場のほうが130万円以上も高くなっているのです。

2012年11月におけるこの116619GLBの新品実勢価格(3社平均値)は228万円という水準ですが、2017年12月の中古ボトム価格は約363万円という水準だったのです。

116619GLBは、5年で約135万円も上昇していたことになります。

ですから、2017年12月時点でも過去の新品実勢価格と比べて十分に値上がり状態だったわけであるため、そこからさらに2019年にかけて10万円以上も上昇したのは優秀とも感じるわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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