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1000万円以上になった年次カレンダー、ノーチラス5726/1A-010

ノーチラスの値上がりが目立っている現在、1000万円以上という水準はそこまで驚くと感じないかもしれません。

とはいえ、1000万円以上となっているのは、SSの現行モデルではクロノグラフの5980/1Aぐらい。2018年において、ノーチラス価格序列上位にいた5711/1A青文字盤が1000万円以上となっていないのはもちろん、目立って上昇気味のコンプリケーション5712/1A1000万円以上ではありません。

この5726/1A-010は、2018年6月において、5711/1A青文字盤より安かっただけでなく、5712/1Aと比較しても安い価格序列に位置していました。

それが、2019年現在となっては、それらを大きく上回る状況となっており、価格帯でも、変動額でも、凄まじい様子に変化。年次カレンダー×ノーチラスの凄さを3針に対して見せつけられたような感覚があるといえます。

これまで、この5726/1A-010に対してこれほどの凄みを感じたことはありませんでしたが、2019年の今では5980/1A並の価格帯へと変化。

その変動額である561万円は、2018年6月時点の本体価格、約538万円をも上回る状況であるのです。

最近、ノーチラスにおいてコンプリケーションが大きな変動となっていると感じている旨は、以前の記事でもお伝えしましたが、この5726/1Aの事例もまた、そういった傾向を示していると思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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