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現在相場考察

ボーム&メルシエ、ケープランドクロノグラフ

2016年5月13日更新
ボーム&メルシエのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年10月の安値(ヤフオク)と2016年5月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年7ヶ月での変動は2万9300円の値上がりだった。

ケープランド クロノグラフ 白文字盤 ステンレスブレスレット MV045216についての考察(2016年5月)

ボーム&メルシエカルティエやパネライを傘下に持つあのリシュモングループのブランドです!しかし、時計にそんなに興味が無い人にとっても腕時計に熱心な人にも知名度がそんなにないというのが現状だと思います。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年10月
の安値(ヤフオク)
2016年5月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ボーム&メルシエ
ケープランド
クロノグラフ
白文字盤
ステンレスブレスレット
MV045216
中古 5年
7ヶ月
¥60,000 ¥89,300 29,300 148.83%

時計ショップでもあまり見かけないボーム&メルシエ

それなのにそこそこ一定の中古流通量があるのはなぜでしょう。

それはデパート等、正規代理店での販売が多いからなのでしょう。

ブランドの立ち位置的にも価格的にも、デパートで扱いやすい時計なのだと思います。

しかし時計ファンからの人気はあまりなく、定価に対して中古価格はかなり安め。

やはり人気のある時計は時計ショップで売られ良い経済循環が起きているのが重要。

時計の内容的にもオメガのライバルなのか、何のライバルなのかはっきりとしないのが勿体無い。

以前私はこの140周年記念モデルのケープランドがすごくかっこ良い!と思ったのですが、140万円という定価に気が引けてしまいました。

しかし実際の流通価格は30万円台。

140万円で買ってしまったら100万円以上損するとこでした。

このケープランド、文字盤のデザインとかホワイトゴールドケースの形状とか他にない感じがして良いと思ったのです。

ただ今見ると、ケースの裏側の仕上げがちょっとよくありませんね。

この限定モデルだけでなく、バーイデックス文字盤を通常モデルにも用意して欲しかったと思います。

ただケープランド、10万円以下という相場ながら2010年と比べると値上がりしているではありませんか。

この相場だとブルガリスポーツモデル並みなので、昔よりだいぶ評価されていると言って良いと思います。

ケープランドはケースのデザインがかっこよい

ただ、オメガタグホイヤーの価格帯でありながらフォーマル、という立ち位置が難しいブランド。

この5年でブランドロゴのデザイン変えたりモデルチェンジしたりしていますが、今後どのような方向性になるのか興味があります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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