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久々に見かけるようになった、カラトラバ5196P-001

2016年3月といえば、ノーチラス5711/1A-010300万円前後で購入可能だった時代ですが、その時代において、この5196P約264万円だったのです。

ノーチラス5711/1A-010は現在の様子では値下がり傾向となっていますが、それでも700万円台という価格帯。2016年の水準と比較すると数百万円単位で値上がりしている状態なのです。

それに対して、「96」という有名シリーズのプラチナモデルであるこの5196P-00143万円の変動であるため、ノーチラスなどと比べると大きな値動きとは感じません。

ちなみに、この世代のプラチナモデルとしては、この5196P300万円台という価格帯はなかなか評価されているといえます。

現在、比較的安いプラチナモデルといえば、クロノメトロゴンドーロ5098Pという印象ですが、そちらは現在280万円台がボトムとなっている様子。それに対して、5196P300万円台であるのです。

カラトラバは、手巻きより自動巻のほうが高く、センターセコンドが最も高い傾向がありますが、そういった価格序列を考慮しても、5196のプラチナは評価されていると感じます。

「96シリーズのプラチナバージョン」がレアという印象であったり、専用文字盤であるなど尖った点があるため、この5196Pは評価されているのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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