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2019年10月21日更新

2015年より値下がりしている状況、パテックフィリップ5070J

この5070Jは、2000年代前半まで200万円程度で購入可能でしたが、2007年頃には既に500万円程度といった水準になっていたと記憶しています。

そして、2015年にはそれが900万円近い水準にまで上昇していたわけなのですが、このような価格変化は、かつてのデイトナポール・ニューマンと似ているとも感じました。

そうであるならば、今頃2000万円という水準でも不思議でなかったことになるわけですが、5070Jはそういった価格になることはなく、むしろ2015年より値下がりしている状況であるのです。

見た目的にも内容的にも人気度の高い5070というモデルは、2015年頃まで値上がりし続けていましたが、2015年⇒2019年では値下がり状態。

ノーチラスの場合、2015年⇒2019年では数百万円単位の上昇となっているのにかかわらず、5070は値下がり傾向ですから、かつての「高いモデル」という印象からすると、5070Jは、今、不思議とお得感を感じてしまう状況だと感じてしまいます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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