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今でも上昇傾向、ノーチラス5980/1A-001

2019年5月と11月との間には、消費増税があったため、この値上がりは、単に消費税分が加算されただけとお思いの方もいるかもしれません。

しかし、5月時点の水準を消費税10%に換算すると、その金額は約1201万円となるわけで、今の水準より40万円以上安いということになるのです。

なお、以前の記事でも書いたように、ノーチラスを始めとするパテックフィリップは、ロレックスの1ヶ月遅れで値動きするという傾向があるようにも感じ、実際5711/1Aは、文字盤色問わず9月頃から値下がり傾向。また、5712/1Aに関しても同様の動きとなっています。

他のノーチラスにおいて、そういった傾向があるにも関わらず、この5980/1A-00111月現在でも立派に値上がり状態

ノーチラスのラインナップの中で最も派手な値動きと感じるこのクロノグラフが、2019年夏過ぎにおいて値下がり傾向とはならず、値上がりが続いているというのは、とても興味深い現象だと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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