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2015年8月15日更新

最高級品に変貌、ロレックスGMTマスター2 青赤ベゼル 16710

ちなみにGMTマスター2の2006年11月の最安値は278000円(日ロレオーバーホール済み)

上記2008年11月の相場は約38万円と、2006年の新品価格を上回る数値。つまり、2007年に生産終了されたので値上がり傾向だったのです。

さらにこの時はリーマンショックが発生し、全体的にロレックスの相場が安い時期。GMTマスターよりもはるかに高い値段で取引されていたコンビの青サブが35万円以下で取引されていたので、38万円という価格はとっても高かったのです。

しかし、GMTマスターがもっとすごい値動きを見せるのはその後です。

38万円だったGMTマスターは7年で約30万円近い値上がりを果たすのです。

高い!と思った時に買っておいても、その地点での値上がりよりさらにすごい額値上がりするという事例。

本当に不人気だったGMTマスター、こんなに値上がりすると思っていた人はあまりいないでしょう。

ちなみに、近年おしゃれな人がGMTマスターの4桁リファレンスや5桁リファレンスの”青赤ベゼル”を愛用している姿を続々と見かけます。

一番有名なのがフェラーリの元会長モンテゼーモロ氏でしょう。

特に4桁リファレンスがおしゃれに見える近頃、どうせだったら初期モデルの6542でもサラリとつけていたいものです。

ただし、6542は確実に高値になっている(流通していないので値段確認できません)と思われます。

ヘタしたら何百万の世界まで言ってしまっている=デイトナ化している可能性があるので気になりますね。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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