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2001年の選択肢でSSより優秀といえた、116519黒文字盤

この116519黒文字盤という存在は、デビュー直後の2001年1月という時期において約155万円という新品実勢価格だったわけですが、実は同じ時期、116520黒文字盤も同様の水準でした。

116519はWGモデルですから、本来116520より高いのが当たり前なのですが、116520人気がとても高いため、2001年1月の新品実勢価格は同水準だったわけです。

さて、今では2001年1月からちょうど19年が経過したわけですが、116519黒文字盤はどのような水準かというと、約214万円

116520黒文字盤は、未だ200万円以上という中古ボトム価格となったことがないため、2001年の選択としては、この116519黒文字盤が実は正解だったということになるのが面白いといえます。

もちろん、116520黒文字盤も優秀な値動きをしているといえますが、WGの革ベルトモデルがそれ以上の値動きをしたというのは意外だといえます。

実際、16520の場合、2010年頃の中古相場がYG革ベルトの16518と同水準だったのに対し、今では16520のほうがだいぶ高いという水準。それに対して116520世代では革ベルト金無垢モデルのほうがSSより高い序列となっているのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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