1999年ごろには、“WGケース+ムーンフェイズ”の3689.30.31というのもありました。
オメガ スピードマスター ムーンフェイズ / Ref.3689.30.31 【新品】【送料無料】【メンズ】【0601楽天カード分割】
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こちらは革ベルト専用モデルだったのですが、筆者がオメガで一番好きなモデルだったりします。しかし、今では中古で販売されているモノを見かけることがありません。
なお、WGケースのスピードマスターはどれも希少。
このWGケース+WGブレスレットのアポロ月面着陸25周年モデルも、売っているってことがかなりレアです。
しかもこれ、裏スケ仕様で、すごく綺麗に磨かれたムーブメントが見えるという逸品。
この美しいムーブメントは「オメガキャリバー864」で、レマニア1873をベースとしたムーブメント。
レマニア1873といえば、ホイヤーカレラの1964年復刻版にも採用されています。
この時計が発売されたのは1994年。
1994年というと、腕時計ブームになる前で、デイトナも定価で売っていた時期です。
そして、この時計の定価は約230万円。
その頃、オメガに200万円以上出す人はあまりいないでしょうし、現在でもオメガに200万円以上出す人は少数派でしょう。
そして、投資の観点からもオメガに200万円も出してしまったら「ほぼ200万円失う覚悟」なんて言うのが常。
しかし、この時計は違うのです。
パテックフィリップのように新品価格より中古が高くなるということにはなっていませんが、160万円という価格で評価されています。
ちなみに、安値は2010年の約100万円。
どんなに安くても100万円以下にはならない、WGブレスレット搭載のスピードマスター。
これは結構すごいことです。
例えば、2010年に同じくWGブレスレットを搭載するブルガリのクロノグラフが100万円以上になるってことはありません。
金の含有量だけで評価した場合多分ブルガリのほうが含有量が上でしょうから、スピマスが100万円以上になるってのは金の含有量が主な評価ということではないのです。
ホワイトゴールドのスピードマスターって、なんだかパテックフィリップのプラチナモデルのような感じがします。
つまり、希少な高級モデルとして、金属の価値以上に評価される傾向。
このモデル、これからも評価され続けるような気がします。
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