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170万円台に下落、デイトナ116520黒文字盤

これまで記事で確認した116520黒文字盤の最も高い水準は、2019年9月の約192万円というボトム価格ですが、2月の一時期はそれに匹敵する状況となっていたのです。

しかし、記事化するまもなく116520は再度下落傾向となり、結局11月水準を下回ってしまっている状況です。

なお、現在水準は“どの時期に近いか”というと、2018年9月の172万円に近いといえます。

他の人気モデルもこれまで「2018年水準までは下落していない」という様子でしたが、最近では2018年水準に近いといった下落は珍しくありません。

そして、116520黒文字盤もまさにそれらと同様の動きとなっているため、やはり人気モデルに共通した値動きをしていると感じます。

とはいえ、116520黒文字盤の場合、他の人気モデルと比べると動きが少ないという傾向もあります。

例えば、GMTマスター2116710BLNRの場合、2019年に目立つ上昇をしましたが、その際何度も目立つ動きをしていました。

それに対して116520黒文字盤は、2019年6月の動きが最も大きく、それ以外の時期については、その頃ほど大きな動きとはなっていません。

そのような「差」は、9月時点でも値上がりしていたということにも現れているのですが、その時期、他の人気モデルが下落していたなか、116520黒文字盤は上昇傾向だったのです。

そういった意味では、116520黒文字盤は、2019年夏の下落トレンドでは、他と異なる動きだったのが、今回の下落トレンドでは他と同じような動きという側面があるといえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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