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2020年6月3日更新

紺文字盤の様子、パシャC W31047M7

紺文字盤のパシャCは、2001年頃に登場しましたが、他の同世代パシャCの中では最も新しい存在だといえるでしょう。

パシャCというモデルは、現在では女性用として扱われることが多い印象がありますが、90年代後半頃のキャラクターは男性用。

実際、当時のカーグラフィック誌を見ると、パシャCの広告が掲載されているのですが、カーグラフィックという媒体、及びそこに掲載されている他の広告は男性向けであるため、パシャC男性にアピールされていたということが分かります。

しかし、2006年にパシャシータイマーが登場して以降、パシャCは女性向けというキャラクターが強くなり、今では女性用として扱われることが多くなっているわけです。

この紺文字盤は、パシャCが男性用というイメージが強かった時代の最後に登場したモデルであるため、近年評価されているのだと思います。

また、紺文字盤が登場してからあまり時間が経っていない段階で、パシャCのデザインがモデルチェンジされていったため、紺文字盤の生産期間は短くレア感が高いのでしょう。

そういったことから、紺文字盤はここ5年ぐらい目立って高いという印象で、新型コロナによって、他のパシャCが値下がりしている現在でも、それなりの強さを見せているのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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