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2020年6月10日更新

2018年に対して約39万円の上昇、シャネルJ12 H3155

H3155のこれまでの相場変遷ですが、2015年5月の新品実勢価格(安い順の2社平均)が450万円、2018年2月の中古ボトム価格が285万円という水準でした。

このH3155のようなキャラクターの場合、上記のような値動きとなっていたならば、「一度も値上がりせず、年を追うごとに値下がり」といったことも珍しくありません。

しかし、H3155はそうはならず、現在水準は2018年2月よりも約39万円高いという状況。

こういった動きとなった理由ですが、このH3155という時計が魅力的だからだと感じます。

J12という時計は、一見、腕時計ファン目線では魅力的でないキャラクターにも見えてしまいますが、実は細部を見るとそのような文脈ではありません。

そのような魅力が、時計ファンにきちんと伝わっているため、おそらくこのH3155のような尖ったモデルが評価されているのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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