3710/1Aは、1年前と大きく変わらないという様子ですが、実はこれは「評価できる」といった見方をすることができます。
なぜなら、この1年という期間には、大きな下落トレンドが2回もあり、その結果多くのモデルはピーク時の水準を下回っているからです。
特にノーチラスの場合、5711/1A青文字盤は、ピーク時よりも現在水準が約193万円安いといった状況となっており、4月水準に対して値下がりとなっている傾向もあるぐらいです。
それに対してこの3710/1A-001は1年前とほぼ同様の水準となっているわけですから、ある意味強いといえるわけです。
ちなみに、2019年7月において5711/1A-010は858万円、この3710/1A-001は約699万円でしたが、2020年6月現在では前者が約665万円、後者が698万円となっており、1年前と価格序列が逆転しています。
この3710/1A-001のようなキャラクターは、愛好家目線だとたまらない1本だといえる反面、その魅力はある程度腕時計に詳しくならないと分からないという傾向があります。
そのため、長期的な目線となると現行モデルよりも強さを発揮できるのでしょう。
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