腕時計投資新聞

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近代的な文字盤とクラシカルなプラスティック風防の、サブマリーナ『5513』(フチあり)

フチありの5513は1980年代半ばにマイナーチェンジされた5513の後期型。

同時期のサブマリーナデイトのほうは「16800」というリファレンスで早い段階で5桁化したロレックスです。

いち早くリファレンスの桁が増えるといったら、2000年に出たデイトナやデイデイトのような感じでしょう。

もっとも当時のデイデイトは見た目が5桁より未来っぽく、6桁感がありましたが、6桁のエクスプローラなんかは見た目が5桁とそっくりでした。

なお、168005513と同じく

  • フチ無し
  • フチあり
  • が存在します。

    ちなみに、16800は風防がプラスティックではなく、サファイアクリスタル。

    そのため、比較的近代的な見た目の印象です。

    一方5513はプラスティック風防を搭載しているので、「フチあり」となった後期型でもどことなくアンティークな見た目が楽しめます。


    近年ふち無し5513は世界的に評価され、だいぶ高値となりましたが、フチあり5513に関してはそれと比べると低い値上がりにとどまっています。

    フチあり5513が現在でも日本ロレックスでオーバーホールしてくれるかどうかは不明ですが、もしも可能な場合、迷わずオーバーホールすることをおすすめします。

    2016年にオーバーホールされた4桁リファレンスのスポロレ、って言われるとぐっと来ます。

    しかも、オーバーホールすると防水性能も本来の性能に回復してくれるため、プールや海で使うことも可能(リスクが無いわけではありませんが)。

    最近、4桁リファレンスにかぎらずノンデイトのサブマリーナの評価が高まっており、14060でも50万円近くします。

    それと比べると、約20万円の差で4桁リファレンスのクラシカルなサブマリーナノンデイトが手に入るというのは魅力的かもしれません。

    なお、2011年の参考価格は日本ロレックスオーバーホール証明付きの個体です。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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