腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

2019年4月と同じ水準、シードゥエラー126600

現在水準ですが、「いつ頃に近いか」というと、その答えは2019年4月といえます。

2019年上半期といえば、多くのロレックスが目立って上昇していた時期ですが、その頃126600も、それ以前と比べて高くなっていました。とはいえ、2018年9月の約161万円を超えるわけではなかったのですが、それ以前と比べるとそれなりに上昇した印象があったわけです。その後、126600は分かりやすく上昇といったこともなかったため、2019年上半期におけるピーク水準は4月の158万円となります。

そして今回、ボトム価格が158万円となっているわけですから、2019年4月と同じ水準にまで回復しています。

ですからこれは、2019年夏、2020年4月という2度の下落トレンドにおける値下がり分をまるまま回復したといえる値動きなのです。

多くのモデルにとっての過去最高値といえる水準は、2019年上半期であるため、その水準を超えれば、最高値更新といったことになるのですが、この126600に関してはその限りではないのが惜しいところだといえます。

126600は、現在2019年上半期と同じ水準にまで回復しているものの、その中古最高値は2018年8月。ですから、他のモデル同様、目立った上昇となっている今において、「デビュー年の新品実勢価格よりも、後の中古相場が高い」となっていないと同時に、中古最高値更新という様子でもないのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -