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生産終了で緑サブは220万円台に上昇、116610LV

緑サブといえば、今年登場した新型以外に116610LVと初代の16610LVがあるわけですが、筆者はこれまで116610LVよりも16610LVのほうが評価されると思っていました。

16610LVには、ファット(フラット)4やビッグスイス、ライムベゼルなど「高くなるレア要素」が多々あるわけですが、そのようなキャラクター性は16520と似ていると思ったのです。

また、「緑ベゼル+緑文字盤」よりも「緑+黒文字盤」のほうがロレックスらしさがあると思ったため、16610LVのほうを推していたわけですが、もはや116610LV16610LV(ファット4等を除く)とは比べ物にならない価格帯にまで遠ざかってしまいました。

新型が「緑+黒文字盤」となった今、当然「緑+緑文字盤」がかなりレアだったと感じるわけですが、緑ベゼルに緑文字盤という尖った要素がたまらなく良いと感じてしまいます。

そのような心理からか、116610LVは生産終了後にかなりな値上がりとなったわけですが、この派手な上昇は116710BLNRの生産終了時と比べ物にならないぐらいの値上がりだといえます。

116710BLNRが生産終了となった際も、その時点では「すごい値上がり」と感じましたが、116610LVはそれをかなり上回っているわけです。

116710BLNRの場合、後継モデルの見た目的な差は「ブレスレットがジュビリーか3連か」といった差であるため、新・旧の差をそれほど強く感じないのですが、「文字盤が緑か黒か」という116610LVの場合、大きな差を感じてしまうのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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