オーデマピゲのロイヤルオークは、元祖雲上スポーツという存在ですが、中古相場の観点では、2017年の年末頃まであまり目立った値動きをしない傾向がありました。
けれども、2018年からは15400STなど比較的新しい年式を中心に値動きが活発化。今では、14790STなど、2000年前後の世代を含め、全体的に値動きしている印象があります。
そして、15400STに関しては、2018年以降、いわゆる「人気腕時計な値動き」という様子となっており、値上がりトレンドでは「上昇」する一方、下落トレント時には「しっかり値下がり」していた様子があります。
2019年といえば、上半期には値上がり、夏頃から値下がりトレンドという傾向がありますが、この15400STは、10月にしっかり値下がり。2019年8月に265万円という水準だったのが、2019年10月には約249万円にまで下落しています。
ただ、4月の新型コロナによる値下がりトレンド時にはそこまで影響を受けることなく、むしろ回復する事態となっていました。
とはいうものの、15400STの値動きは2019年8月以降停滞していたといえ、1年近くにわたって260万円前後といえた側面があるといえます。
しかし今、そんなロイヤルオークに異変が起きているのです。
長らく記事で追ってきた15400STは、銀(白)文字盤の15400ST.OO.1220ST.02ですが、一時売出し数がゼロになるという事態になっていました。
その際、15300STの銀(白)文字盤や15400STの他文字盤色などはかなりな値動きとなっていた印象だったため、この15400ST.OO.1220ST.02がどういった値動きとなるのかが興味深かったのですが、現在その価格帯が分かる状況となっているのです。
では、どのような水準となっているかというと、15400ST.OO.1220ST.02はなんと約338万円という状況。
これは、4月水準に対して約80万円の上昇という様子ですが、このような価格変動はノーチラスもびっくりといったところ。「さすが雲上スポーツ」という感想になります。
オーデマピゲロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02の価格比較
時計名 | 状態 | 2020年4月の安値 | 期間 | 2020年9月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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オーデマピゲ ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02 |
中古 | ¥2,580,000 | 0年 5ヶ月 |
¥3,388,000 | 808,000 | 131.32% |