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2018年水準よりも安い、ダトグラフ403.032

2016年頃まで、ランゲ&ゾーネの中古相場は、なかなか凄いといえる状況でした。

そのとき、主に動いていたのはランゲ1ですが、他のモデルもそれなりに動いていた様子があったのです。

特に凄いと感じられたのは2015年から2016年の春頃までですが、その際ランゲ1(YG)は260万円台ダトグラフに関しては530万円台という状況でした。

2016年という時期は、今からたったの4年前でありますが、改めてその時代の中古腕時計事情を思い返してみると「当時の500万円台は“かなり高い”と感じられる水準」だったと思います。

2020年現在の感覚でいうならば、2016年の「500万円台」は、今の「1000万円以上」というイメージだったのではないでしょうか。

また、2016年時点の500万円台という水準では、派手な変動する腕時計がほぼ無い状況でした。

今では、1000万円以上でも「数ヶ月で数十万円(数百万円)」という値動きをするモデルがありますが、2016年当時ではそのような値動きをする価格帯は、ざっくり300万円ぐらいまでという感覚があったといえます。

そういった状況のなか、500万円台という水準だったダトグラフですが、当時の印象としては500万円台にしては動くという感覚もあったといえます。

なぜならこの時計、2006年に348万円だったのが2016年3月に約537万円となっていたからです。変動する期間は「数ヶ月」というわけではなかったものの、その変動額は約189万円というボリュームでした。

ちなみに、2006年という時期は、全体的に腕時計が高いといえたため、『2006年対2016年で約189万円の上昇』ということは「凄い」といえたわけです。

そのようなことから、2016年においてこのダトグラフは、凄い腕時計という印象があったわけで、他のランゲ&ゾーネとともに注目度の高い1本という感覚があったように感じます。

しかし、そんなランゲ&ゾーネは2017年以降、あまり値動きしない傾向となってしまったのです。

2017年にはランゲ1200万円以下にまで値下がり。ダトグラフも2018年に480万円に下落しています。

そして、それ以降、特に目立った変動がないため、この3年ぐらいの間においてランゲ&ゾーネは以前よりも目立たなくなってしまったという印象になります。

ランゲ&ゾーネ 403.032/LS4034AD ダトグラフ PG 手巻
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ランゲ&ゾーネダトグラフ403.032の価格比較

時計名 状態 2018年7月の安値 期間 2020年11月の安値 変動した額 残存価額
ランゲ&ゾーネ
ダトグラフ
403.032
中古 ¥4,800,000 2年
4ヶ月
¥4,600,000 -200,000 95.83%
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