これまでの価格序列では、『0番が最も安く、112番がその上、2番(ルミノバ)がそれより高く、560番が更に高い』という傾向でした。
それが今では『0番と112番が同じぐらい、2番と560番がやや高い』というように、あまり差が感じられなくなっているといえます。
この560番の現在水準を見て思うのは、「自社製ムーブメント」という要素は、意外と短い期間で新鮮さが失われてしまうのではないかという点です。
パネライやカルティエが、自社製ムーブメントを積極的に取り入れたのが2010年代前半ですが、今の時代において、自社製ムーブメントはあまり珍しくないというような感覚となっているのかもしれません。
ちなみに、2番(トリチウム)やプレヴァンドームの評価は以前と変わらず、同じルミノールベースとは思えないぐらい抜きん出て高い価格帯に位置しています。
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