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ガルベか100か―サントス像の天変地異、カルティエW20073X8

冒頭で、2000年代前半といった時代に「サントスガルベは古臭い印象があった」と述べましたが、そういったことは2010年代中盤頃から変わってた思います。

2016年頃からは、サントスガルベ「珍味的な良さ」というように再評価される様子が徐々に見られ、実際2017年の記事でも、ノーチラスサントスガルベには“珍味的な良さ”が共通」と指摘しています。

サントスにおいて、サントスガルベが再び人気ということは、2018年にガルベ的な新作をカルティエが出す前からうっすらと感じられていたわけです。

そして今では、サントスガルべの旧世代も、XLを中心に値動きしている様子。

特に人気といえるのは、XLのコンビモデルなのですが、中古が出るとすぐに売れるという傾向があります。

筆者も、腕時計投資.comのメール便でコンビのXL(W20099C4)を登録しているのですが、先日久々に登場したと思ったら、その日のうちに売り切れとなっていました。

それに対して、こちらのサントス100W20073X8はどうかというと、現在水準は2017年12月水準よりも安いといった状況です。

ちなみに、2016年3月の段階でこのW20073X8約43万円でしたから、現在水準は2016年3月とほぼ同じといえる様子なのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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