なお、116528については長らく「黒・シャンパン」文字盤を追ってきましたが、現在出いているのは黒文字盤のみ。
実は、記事準備中には「シャンパン・黒」文字盤がボトム価格だったため、そちらを取り上げる予定だったのですが、すでに売出し情報が消えた状態となってしまっています。
また、これのダイヤ文字盤バージョンである116528Gについても、380万円台の個体がいくつかあったものの、それらが軒並み消えた様子。現在では400万円以上でないと買うことができない状況となっています。
これまでK18腕時計の値動きの凄まじさを何度もお伝えしてきましたが、デイトナの現在の状況を見ると、特にYGが強いと感じます。
とはいうものの、2020年8月の段階でも同じように「YGが強い」と述べましたが、その後には「WGもYGと同じ水準」という状況になっていました。
ですから、116528の現在の様子は「YGが強い」のか、「YGが先行して値動き」したのかは分からないといえます。
ちなみに、RGはYGと同じような値動きをしている様子があるため、「いかにも“金色”」というK18が人気という傾向があるといえるでしょう。
最後に、この116528黒文字盤の2014年水準を見るとずいぶん安く感じてしまいますが、当時の印象としては「アベノミクスでずいぶん高くなった」というものだったといえます。
つまり2014年時点では、「もうこれ以上高くならないだろう」といった意見が、どちらかというと多数派だったかもしれなかったわけですが、116528はそこからさらに250万円以上も高くなっているのです。
|