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2019年上半期水準を超えた、デイトナ116500LN黒文字盤

この値動きによって、116500LNのボトム価格は279万円という水準にまで上昇したことになります。

なお、この116500LN黒文字盤、これまでお伝えした最も高い相場が2019年6月の約266万円というボトム価格でした。

それ以降は、下落トレンドによって、長らく2019年6月水準を超えることがなく、「黒文字盤が目立って値動き」という状況だった1ヶ月前の水準でも、2019年6月以上とはなっていなかったのです。

しかし、現在この116500LN黒文字盤のボトム価格は279万円に達しているわけで、ついに2019年6月に観測した、これまでの過去最高値を超えたことになるわけです。

2020年8月頃から「2019年上半期水準を超えた」というモデルが出てきましたが、冒頭でお伝えしたような「現行モデルのステンレス」でそれに該当するものはなかったといえます。

例えば、サブマリーナは2020年9月に派手な上昇となりましたが、生産終了という要素があったわけで「現行モデル」にも該当しません。

ですから、派手に値動きする「現行モデルのステンレス」という観点では、この116500LNが「2019年上半期を超えた」という最初のモデルだといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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