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2017年水準とほぼ変わらない、アエロナバル3800ST/92/SW9

このアエロナバル、2017年と相場がほぼ変わっていないため、2017年時点よりも相対的に安くなっているという感覚があります。

2017年時点では、先のようにエアコマンドと同水準だったわけですが、今ではエアコマンド70万円台。方や、このアエロナバルは50万円台ですから、価格帯が違うモデルといった印象になります。

また、2017年時点では、当時のスポーツロレックス最安値だったエクスプローラー114270などよりも、このアエロナバルのほうが高い水準だったのですが、現在では11427060万円台に到達。このアエロナバルは、現在50万円台ですから、今では、スポーツロレックス最安値よりも安価といった立ち位置になっているわけです。

さらに、このアエロナバル、2010年水準は約45万円だったわけで、現在水準はそれと7万円ほどしか変わっていないわけです。

2010年といえば、多くの腕時計が安い時期でしたが、そういった時代に45万円だったのがこのアエロナバルであるわけです。当時の5桁SSスポロレは、デイトナを除くといずれも40万円以下といった水準だったため、2010年という時代でもアエロナバルはSSスポロレよりも高い価格帯に位置していたわけです。

しかし、全体的にロレックスが高くなった2013年以降、このアエロナバルはあまり値動きすることがなく、結局現在でも、2010年水準から7万円ほどの上昇という値動きにとどまっている状態です。

その結果、今やアエロナバルの立ち位置は、SSスポロレ最安値よりも安いといった序列になってしまったわけで、随分お得感がある状態だといえます。

見た目の格好良さや、ブレゲというブランドのスポーツモデルであるということから、このアエロナバルは、人気要素が多いと思うわけですが、そうでありながら2010年水準と大きな変化がありません。近頃、多くの腕時計が値上がりしたからお得感がないと思っている方にとって、このアエロナバルという存在は貴重な1本だといえるのではないでしょうか。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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