ここ5年ほどの高級腕時計の値動きをざっと振り返ると、『2016年夏に下落トレンドが発生した後、2017年からは目立った上昇傾向となり、2019年上半期まで継続。2019年夏頃からは、約1年間断続的な下落トレンドが発生し、2020年夏頃から回復。その頃から2019年上半期水準超えというモデルが増えた。』ということになります。
最初に2019年上半期超えとなったのは、“2019年頃まであまり目立って値動きしていなかったモデル”という傾向がありましたが、2021年になると116500LNなど人気現行モデルといったキャラクターも2019年上半期超えといった様子を見せるようになっています。
下落トレンド以降において、「2019年上半期超え」となったモデルが出現したのが2020年8月というタイミングだったため、この5164A-001のように2021年3月になって、「2019年上半期超え」となったモデルは、「遅い」といった感覚があるかもしれませんが、人気モデルの値動きを参考とするならば、「早い」と感じます。
むしろ、今回のような上昇タイミングは、2017年と同じように感じるわけで、「現行デイトナ⇒ノーチラス5711⇒アクアノート5064」という流れが共通しているといえます。
そういった意味では、次に値動きするモデルがどれなのかは、2017年の値動きを参考にすると推測できるのではないか、と思うところですが、本当にそうなるかは数ヶ月先になってから答え合わせができると思います。
|