これまでにも『数百万円単位の上昇』という値動きはなかったわけではありませんが、今回のように「8ヶ月」という短期間でそういった動きをしたということは見たことがありません。
例えば、ノーチラスの5980/1A-014は、2018年4月⇒2019年6月で602万円の上昇という値動きとなっていましたが、これには1年以上がかかっています。
また、今回の116506Aのように「数百万円単位の上昇」という値動きをする腕時計は、これまでデイトナポールニューマンのような特殊なモデルといった傾向が多かったといえるため、必ずしも「分かりやすい動き」とはいえなかった側面があるのです。
それに対して、今回のデイトナ116506Aは、現行モデル、なおかつ“仕様違いによる相場差”があるというわけではないため、いわゆる『相場が分かりやすいモデル』だといえます。
そのような116506Aが、「8ヶ月で600万円以上もの値動き」という値動きをしたということは、また時代が変わったという印象になります。
これまで、『数ヶ月で数十万円』や『数ヶ月で百万円』という値動きはを見た際に「驚く」という感覚がありましたが、もはやそういった値動きは驚くに値しないように感じられてしまうかもしれません。
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