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新作発表後の青文字盤の様子、ノーチラス5711/1A-010

生産終了が明らかになった2月という段階で、すでに1400万円台にまで上昇していたため、それ以上に派手な上昇をすることがなかった、といえる反面、新作発表で「青文字盤」がラインナップされなかったということがプラス材料として評価されていないのは、「なぜ」なのだろうとも思います。

例えば、今回の新作発表で、新しい青文字盤が登場したならば、現在のような値動きは理解できます。

しかし、「青文字盤が完全にラインナップから姿を消した」ということが発覚したわけですから、青文字盤に対するレアイメージは、以前よりも強くなったと思うのです。

ただ、緑文字盤の新作は、ノーチラスとしては前代未聞であるわけで、ユーザー心理としては、青文字盤よりも緑文字盤のほうが欲しいという心理になるのかもしれません。

緑文字盤が流通し、その相場が分かるのはまだ先でありますが、その際、この青文字盤がどういった価格序列となるのかが興味深いといえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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